寝ずの番

原作中島らも、監督マキノ雅彦の映画「寝ずの番」を4/11に観ました。
遅くなったけれど、感想を個人的なメモとして残します。

この映画のストーリーは、上方落語のある一門の師匠、一番弟子、おかみさんが次々と亡くなり、それぞれのお通夜の席で“寝ずの番”をする弟子たちが故人の思い出を次々と語り、笑いあり涙ありの本当にいい故人の偲び方をするというものです。
「思ったより原作どおり」これが、全般的な印象。
細かい点の相違はあれど、ちゃんとお通夜は順番どおり(最初に大きな見所あるので、ここで出すのはもったいないくらいなのに)だし、中島らもファンとしてはうれしい。
出演者では、笹野高史さんがとってもいい。
活字で読んでいた艶歌を三味線つきで実際に聞けたのもよかった。
関西弁は、インター関西弁(c河合隼雄)ネイティブのマネージャによれば合格とのこと。関東出身の私には、もちろんとても自然に聞こえました。

下ネタ満載なので、15歳以下は観ちゃいけないから、というわけではないけれど、映画館に来る方の年齢層が高かったこの映画。ある人によると自分に以外に50歳以下は見かけない回で見たとか。
粋を目指した監督によってカラッとした仕上がりになっています。

お若い方は誰と見るかを考える必要があるとのうわさ。
何にも考えず友達やマネージャ(同居人)と観にいけた自分。年をとったのをうれしいと思う数少ない出来事でした。

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クリスマス・クリスマス

kurikuriクリスマスはもうとっくに過ぎちゃったし、家から遠い渋谷でレイトショーでしか上映していないし、、、、と思いながら観ちゃいました。
こんな映画をやっているのを全然知らなくて、先週渋谷を歩いているときチラシを偶然見かけたのが発見のきっかけ。
演劇ファンなら、思わずうなるほど微妙に豪華な出演者たちとあやしげなコピーに惹かれました。

「辛いモンなんて観たくねぇよって思いません? 思いますよね? そう思ったら、ちょっと観てやってください。(中略)1時間半でもラクになれます。」
大倉孝ニさんのインタビューのこの言葉がいちばんぴったり
クリスマス★クリスマス公式HP

誰がどう見てもばかばかしいことに一生懸命に取り組んでいるおかしな人たち、つい応援したくなるキャラクターに、普通の男(?)が巻き込まれていくストーリー。いっぱい失敗したけど、最後にうまくいったこともあり、良かったと思わずつぶやいてほのぼのした気持ちで家路につきました。
ゆるんでいます。きもちよくゆるんでいます、観終わったあとの私。

渋谷シネアミューズ
ほかでレイトショーのみの上映。
ゆるみたい人はLet's go!

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お父さんのバックドロップ感想編

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観てよかった、勇気が出た、素直にそう思える映画でした。
筋肉つけて脂肪もつけて12キロ増量した、うらぶれたプロレスラー役の宇梶剛志さんも、カーテン模様みたいな安っぽい洋服と勘違いした化粧が似合う南果歩さんも、髭も頭もさっぱりした分目が印象的になったコング桑田さんも良かった。
お子様達、表情が秀逸な神木隆之介も、こまっしゃくれ度に大阪弁がよくあっていた田中優貴も山田花子似の清水哲郎も良かった。
中島らもの演じた床屋もあやしさを150%醸し出して、ヒールへの転進を図る際のいかがわしさを出していました。
原作は東京が舞台ですが、80年代の大阪に映画は舞台を持ってきていて成功していると思います。
「息子にお父さんもがんばっていると認めて欲しい」と突っ走るお父さん。努力が実を結ぶ結果が素直に嬉しい。
号泣ロードショーと銘打ってますが、最後のプロレスの場面で本気でビビッってしまった私の目からは涙が引っ込んでしまいました。おかげでにっこりエンディングを迎えることができました。

トークショーの内容メモ。
宇梶さんは映画のために12キロ増やして、現在は元に戻って、コングさんはバージョンアップしての登場
司会の映画関係者の方によると試写会の日、出てきたらもさんの第一声は「悔しい」「悔しい。自分が書いたのに泣いてしまった」だそうです。
クランクインの頃、トークライブで「宇梶はちょっとイメージが違う、○○(たぶんプロレスラーの名)の感じの人が良かった」と行っていましたが、出来上がったものを見て考えを新たにされたようです。
らもさんの出演シーンの感想を聞かれて「動きが遅くて監督がらもさんのマネージャーにもう少し早くなりませんか、と言ったら今日はいつもの倍のスピードで動いていますと言われた」と宇梶さん。
らもさんは三枚にわたるファックスの礼状を試写を見たあと勝手に監督やスタッフ、出演者に送って事務所の人をあわてさせたらしいです
この礼状には、宇梶さんや子役を誉めた後、その1/3の分量で「あのばかなコングでさえよかった」とコングさんのことも書いてあったそうです。
コングさんによると、らもさんが書いた芝居をすると何か自分の考えていたのとちがうと思っているのがお酒の席などで感じられたが、今回は60%のものを120%にしてくれたとよろこんでいたそうです。
宇梶さんは、らもさんのことを話せるほど心が整理されていないといいながら少しずつ話してくださいました。
追悼ライブの日宇梶さんが帰り際コングさんの唇にチュウした。「よほど機嫌がよかったか自分を失していたんでしょう」。べろんべろんだった古谷新太さん。酔い方がいつもと違っていて「らもさんが亡くなったのを何でだと言う気持ちがあったんじゃないでしょうか?」と宇梶さん。

プロレスについては、大日本プロレスの指導のもと身体を張って出演者の方はがんばられたそうです。
ロープワーク。3歩ルール(3歩でリングを渡る)ロープは大変(>_<")痛い。わきの下に当てるのを背中ではダメですかと聞いたら「レディースです」と言われてしまったとコングさん。
ドロップキック。宇梶さんは最初からできたが実践できたえたわけではない。ロードで大技は危険だから。コングさんは本番で張り切りすぎてマットの外に落ちて痛い思いをしたとか。
それから漁港での興行シーンは実は千葉でロケをしたらしいのですが、ダメダメの試合でコングさんが一方的にやられるシーンで、宇梶さんは「身体を冷やすものを用意しろ」とか心配して、コングさんの表情を見たら「悦に入っていた」とか。コングさん本人も(やけ気味ではありますが)認めていました。

空手チャンプは本当に世界ランキングクラスの方で素人にバックドロップをかけられることをたいへんいやがっていたそう。
試合のシーンは、吹き替えなしで、ちゃんと顔が映るように何度もテイクを重ねたそうです。
コングさんをデブといじめる宇梶さん。役者カバとか本当にこのお2人は仲がよさそうです。

映画に続いて楽しい時間を過ごしてトークショー終了後遅いから出待ちはできないね、と思いながらエレベーターで4階から1階へと下ると、もう既に観客を見送るために宇梶さんとコングさんがスタンバッていて感激!
パンフにサインをいただきました。

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お父さんのバックドロップ予告編

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本日、渋谷アミューズの最終回の上映は宇梶剛士さんとコング桑田さんのトークショー付。
午前9時30分から発売された整理番号付のチケットをゲットしてきました。上映は午後19時15分から。たのしみです。

9時ごろ映画館の入っているビルにたどり着き、非常階段に並びました。この時点では私たちを入れても3人しか
いませんでしたが、発売開始時には20人ほどが並んでいました。
すぐ後ろに体の大きなスキンヘッドの若者がいて、宇梶さんのファンかと思いましたが、おもむろに斉藤美奈子さんの
小説を開いて読み出していたので本好きなところから、らもファンかも???

今晩見てきますので、感想はまたのちほど載せたいと思います。
では、行ってきます。

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