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中島らも烈伝を読んだ

bookretsuden冒頭から中島らもさんの死、密葬等についての記述。この本を買った帰りに待ちきれずに歩きながら読んで思わず涙を浮かべていた。
私の心のどこかで信じたくない気持ちがあり、今も遠く大阪の地で酔っ払っていたり、執筆していたりしているような気がしているから、事実を事実として書かれると動揺してしまうみたい。

作者は中島らもの高校時代からの友人であり、エッセイ等にたびたび登場していたSこと鈴木創士。「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」等につづられているらもさんの青春が別の角度から語られている。
文学者らしい端正な文章で本の中に作者とらもさんとその周辺の人々がよみがえる。。
らもさんの死をアクシデントではなく、「死すべき時に死んだ」と書いているけど、私はそんな風には思えない。だってもっと本を読みたかった。トークライブでのお話を聞きたかった。演劇を見たかった。
頭の中にあったと言う小説や劇の構想をもう受け取るすべがないなんて残念でならない。
もっと同じ時代をともに生きていきたかった。書き手と読者、観客としてだけど。
あの事故に向って全てが収束に向っていたなんて思えない。

中島らも烈伝

それにしても、20歳くらいの頃のらもさんの顔ってかっこいいと思います。全体のバランスはわからないけど、全然もてなかったと本人が語っているのが信じられない。

蛇足)写真は新幹線ホームでひとりでベンチにいる本です。

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